根面虫歯を防ぎましょう!

こんにちは。みやもと歯科です。
秋もだんだん深まり、温かいものがおいしい季節になりましたね。

今日は、根面虫歯についてのお話です。
年齢を重ねるにつれて、歯が長くなってきた?と思われる方もいらっしゃると思います。
これは歯肉が下がり、今まで歯肉の中に隠れていた歯の根元部分が見えるようになったことでそう見えているのです。

歯肉下がりのサインは、他にも
「歯と歯の間に物がはさまりやすくなった」
「歯が染みる」などが挙げられます。
「歯肉下がり」は実は20代頃から徐々に進行していると言われます。

歯肉が下がると歯肉の中に隠れていた硬いエナメル質に守られていない象牙質が露出してきます。
象牙質は表面が柔らかくザラザラで、汚れが付着しやすく、また、お口の中の細菌が作り出す酸にも弱いため、むし歯になりやすくなります。

このように歯の根元がむし歯になることを「根面むし歯」といいます。

高齢になるにつれ、歯の根の神経は細くなっていきます。
神経が細くなっていくと痛みも感じづらく、また根面むし歯は歯に穴が開いたようになりづらく、色もつきにくいため、知らない内に進行が進み、気づいた時には大きなむし歯になっていた!ということが多くあります。

 

では、根面むし歯を防ぐにはどうしたらよいでしょうか?

歯肉下がりの要因である歯周病の進行を防ぐ
歯科で歯石・プラークを取り除き、メンテナンスを受けましょう。

ゴシゴシ力を入れて歯磨きをしない
力を入れすぎていると、歯肉が傷つき、歯肉下がりの原因となります。
また、歯ブラシの毛先が広がり、汚れを十分落とせません。

歯と歯肉の境目を意識して磨く
歯の表面だけでなく、歯と歯肉の境目もしっかり(でも力は入れずに)磨きましょう。

お口の中が酸性に傾く前に食後は早めに歯磨きをする

歯磨きが難しい場合はうがいをするだけでも違います。
お口の中や歯と歯の間など、ブクブクとお口全体に水を強く当てて汚れをかき出すイメージでうがいをしましょう。

むし歯の進行が早く、歯が折れてしまうなど、歯を失う原因にもなる根面むし歯。
日頃の心がけでリスクを下げることができます。
気づきにくいむし歯ですので、定期的に歯科で検診を受け、確認してもらいましょう。

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